熊野古道周辺で、犬と一緒に泊まれる素敵なキャンプ場があったので、紹介したいと思います!そして、日本一の棚田とも言われる三重県熊野市にある丸山千枚田。その美しさは、まさに絶景!この絶景は、本当に素晴らしいですよ。
夏には「虫送り」という行事もあり、棚田の美しさを引き立たせます!虫送りというのは、井上真央さん主演の「八日目の蝉」という映画でのワンシーンにも登場しますね。
犬と泊まれて散歩やドッグランも楽しめるキャンプ場情報、三重県熊野市の丸山千枚田の虫送りについてなどでお送り致します!
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この記事の内容
熊野古道って?

石畳の熊野古道
熊野古道というのは、簡単に言うと、5つの「道」の総称です。この5つの道は、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)に通じる道なんです。
- 紀伊路(きいじ):渡辺津 – 田辺
- 小辺路(こへち):高野山 – 熊野三山 約70km
- 中辺路(なかへち):田辺 – 熊野三山
- 大辺路(おおへち):田辺 – 串本 – 熊野三山 約120km
- 伊勢路(いせじ):伊勢神宮 – 熊野三山、約160km
という具合に、熊野三山へと至る5つの道というか、ルートのようなもので、かつて巡礼者が歩いた道。このうち、紀伊路(きいじ)というのは、世界遺産の登録には含まれていません。
この5つの道は、ちょっと散歩♪とか、遊歩道みたいな道ではなく…何十キロも続く道。だから、熊野古道を歩くぞ!と言っても、歩ける距離ではありませんね。
だから、一口に熊野古道を旅する!といっても、いろんなコースがあるので、迷う所です。熊野古道全てが世界遺産に指定されているというわけでもありません。
この熊野古道のうちの伊勢路(いせじ)周辺の観光地のスポットとして有名な紀北町、尾鷲市、熊野市、御浜町、紀宝町を回ることができる場所で犬と宿泊出来るキャンプ場に、行ってきたので紹介させてもらいます!とっても素敵なところでしたよ。
犬と泊まれるキャンプ場「千枚田オートキャンプ場」

丸山千枚田オートキャンプ場
丸山千枚田オートキャンプ場は犬と一緒に泊まれます!
- キャンプサイト
- ドックサイト
- キャンピングカーサイト
- バンガロータイプ
とありましたよ。私達家族が犬と止まったのはバンガロータイプ。冷暖房完備なので暑い夏でもクーラーがあるので夏が苦手なワンちゃんも安心です♪
春秋の季節が良い頃は、ドックサイトに泊まってみたいなと思っています。ドックサイトは、柵で囲まれ芝生なので、ノーリードにできるので、犬も伸び伸び過ごせて、と思いっきり愛犬と一緒のキャンプが楽しめそうですよ!泊まっている間に仲良くなったご家族は、このドックサイトに1週間泊まっておられました。ワンちゃんとの絆を深めるには、最高のロケーションだと思います。
キャンプ場内には、広くて全面芝生のキレイなドックランも完備されていました。大型犬でも、思いっきり走って遊べる十分なスペースがあるので、本当にのびのびできました。ワンちゃんたちも、大満足でとっても楽しそうに走り回っていましたよ。
キャンプ場に泊まると、車で10~15分ほどにある清流荘の温泉の半額券がもらえますよ!
千枚田オートキャンプ場(千枚田オートキャンプ場:三重県熊野市紀和町大栗須701:電話番号:0597-97-1157 )の公式HPはこちら→https://senmaida-acs.jimdo.com/
そして、歩いていける場所に、なんと、丸山千枚田があります。犬とお散歩がてら、山道を行くもよし、道路道を行くもよし!朝早く起きて愛犬と一緒に千枚田を見に行きましたが、最高に美しい棚田を見ることができました!
朝もやの中に連なる山々や、水を張った棚田は息を飲むほど美しく、山の香りに包まれていました。半端ないマイナスイオンを全身に浴びて、犬も人間も大満足。
棚田って、スゴイですよ。一度は見てみたい絶景です!私はこの棚田に魅入られてしまいました。キャンプ場に泊まっている間に、何度も見に行きました。朝、昼、夕焼けの中。そして、日が落ちていく棚田。この美しい景色を一人でも多くの人に見てもらいたいと感じましたよ。見事な棚田を作るには、いったいどれほどの年月を要したのだろう?とか、どうやって水田の水が山の上まで満たされるのだろう?とか、とにかく不思議。
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丸山千枚田について

緑が美しい丸山千枚田
丸山千枚田というのは、熊野市丸山にある日本一の棚田です。「一枚足りないと思ったら笠の下にかくれていた」と言われるくらい、小さな田が幾重にもかさなりあっていて、その数、約1340枚!1340枚の田んぼが、山の傾斜に開拓されていて、その美しさは息をのむ美しさです。稲作体験や、虫送りなど、年間を通じて、多くのイベントが開催され、地元の方々による保全活動が行われているとのこと!ちなみに、「棚田」というのは、傾斜地にある稲作地のことで段々畑の稲作バージョンです^^
ここには、丸山千枚田オートキャンプ場から歩いて行けるのでとても便利ですよ!
- 住所:〒519-5405 三重県熊野市紀和町丸山
- 電話番号:熊野市地域振興課:0597-97-1115
- アクセス:JR熊野市から車で30~40分 車で:熊野大泊ICから車で約40分
- 駐車場:無料駐車場あり
- 熊野市観光協会HP:https://www.kumano-kankou.info/
地図
高低差160mの谷あいには、ところどころ、見晴らしが良い場所で車を停めることができるようになっています。途中トイレもありますよ。展望台には車が数台ですが無料で駐車できるようになっていて、ちょっとした屋根とベンチが設置してあるのでゆっくりと棚田を見渡すことが出来ます。
丸山千枚田は、オーナー制をとっており、年会費30,000円で1年間を通して農作業イベントに参加できるようです。募集期間は2月中旬から3月31日まで。イベントには、
- 畦塗り体験
- 田植え
- 伝統行事である虫送り
- 草刈り作業
- カカシづくり
- 稲刈り
- 畦そり体験
などがあるそうです。
車でさっと通り過ぎるくらいかなーと思っても、その絶景に思わず車を止め、写真を撮ってしまうと思います。日本一の棚田ですものね!
丸山千枚田の見頃は?

水を張った千枚田
さて、この丸山千枚田ですが見頃の時期はというと、
- 桜の時期(桜の木がある)4月
- 水が張られている時期、田植の頃は水面に空が映し出されて美しい 5月~6月
- ホタルが飛ぶ頃 6月上旬
- 伝統行事である虫送りが行われる 7月上旬頃
- 稲が実り黄金に輝く頃 9月頃
見頃の時間帯は
- 朝日が田んぼに当たる9時すぎ
- 夕日や日没直後
GW中に、丸山千枚田オートキャンプ場に泊まり、朝6時頃に徒歩で千枚田を見に行きました。前日から雨が降り、朝もまだ霧のような雨が残っていたので、モヤがかかっているというか、雲がかかっているような幻想的な風景が見れましたよ。
朝の静けさの中に、カエルが鳴く声が高く素敵な千枚田を見れました~。
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虫送りって?

引用元:http://kumano-kankou.com
毎年6~7月に行われる伝統行事で、火と音で「害虫駆除」をし、豊作を願うものです。
丸山千枚田は、慶長6年(1601)には2,240枚あったと記録されているそう。しかし平成5年には約530枚にまで減ってしまい、地元住民と熊本市紀和町が貴重な千枚田を復元する努力を重ね、平成8年に、現在の1340枚までに復活させました。
そして伝統的な農耕文化の『虫送り』を平成16年の熊野古道が世界遺産に登録されたことを記念に復活させたものです。昭和28年までは、実際に丸山地区で行われていた行事だったそうですよ。
昔は農薬がなかったので、害虫に為す術がありませんでした。そこで、虫から稲を守るために、子どもたちがお寺でお札をもらい、松明と太鼓、鐘などを手に千枚田の中を練り歩いて、火と音で害虫を追い払いました。
井上真央さん主演の「八日目の蝉」の舞台となったのは小豆島の千枚田ですが、あのシーンを思い出してもらえると、わかりやすいと思います。
丸山千枚田は、松明ではなくキャンドルで、今年は提灯が登場するようですね!
2018年の日程・時間・雨天の場合は?
昨年、一昨年は、7月だったようですが、今年は一月早いようです。
- 開催日:2018年の日程は、6月9日(土曜日)
- 雨天の場合は 6月16日(土曜日)に延期
→延期になるかどうかは、熊野市地域振興課で問い合わせ:0597-97-1113
2017年の虫送りのスケジュール詳細
- 時間:17時30分~20時30分
- アマチュアバンドのStreet路上ライブから始まり、1340本のキャンドルに点火。
19:00 「虫送り行列」が始まり
20:00 「北山砲」と呼ばれる花火が打ち上げられるそう
20:30 終了
キャンドルは、一般参加OKとのことで、チャッカマンを持参下さいとなっていました。忘れず持って行かないといけませんね!
「虫送り行列」は、今年初の「丸山千枚田の虫送り提灯」というものを1,000円で購入すれば参加できるそうですよ!運営費に充てるとのことです。予約は不要ですが、提灯は300個と数に決まりがあるようです。丸山神社前と本部テント周辺で販売するとのことです。
当日は、熊野地鶏の焼き鳥や新姫ドリンクやビール、お茶の販売も予定しているらしいですよ。楽しみですね!
ちなみに、北山砲っているのは↓の写真!

東紀州地域振興公社さんの記事から引用させていただきました
すごい迫力ですね。打ち上げ花火もあったようですが、2018年の今年はどうでしょうか?!わかり次第、詳細を更新致します。
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駐車場と送迎バス情報
県道780号線沿い、県道40号線沿いの無料駐車場が用意されているとのことです。県道40号線沿いの駐車場からは無料のシャトルバスが16時から送迎を行います。20時から帰りのシャトルバスが運行し、無料とのこと。
2018年の詳細が分かり次第、更新いたします。
まとめ
熊野古道周辺の犬と泊まれるキャンプ場は、丸山千枚田オートキャンプ場
丸山千枚田オートキャンプ場から丸山千枚田の棚田を見るには、歩いて行けます!
毎年、6月か7月に行われる伝統行事の「虫送り」。2018年は6月9日(土)開催
熊野古道を旅するなら、愛犬と一緒に泊まれる場所で、しかも歩いていける場所に日本一の棚田がある丸山千枚田オートキャンプ場はおすすめだと私は思います!伝統行事の虫送りも、このキャンプ場に泊まれば、歩いて行き帰りできますものね!