「年金の受給必要加入期間を10年に短縮とはどういう意味か?」「年金の受けとり額は約3割目減りしていくのは本当か?」「払った分だけの元は取りたい!元が取れるのか、取れないのか、その瀬戸際は何歳なのか?」「年金を65歳から受け取らず70歳から受け取った場合はどうなる?」
など、「年金」について、2016年11/16~18の日経プラス10にて仕入れた情報をまとめました。この情報を知るだけでも、とても勉強になりました。
お金のことは、学校では教えてくれません。年金に頼る老後はもはや見込めない世の中になって行くのだと、考えさせられました。
スポンサードサーチ
この記事の内容
「 年金の受給必要加入期間を10年に短縮」どういう意味?
日本では、65歳以上になると、「年金」を受取ることができます。しかし今の日本は、年金がもらえない。あるいは、年金が、もらえないであろうと推定される人が、なんと100万人を軽く超えるといいます。
なぜかというと、年金をもらうためには、最低25年間は「保険料」というものを、払わねばなりませんでした。
- 会社勤めをしているならば、「厚生年金」
- 二十歳以上で、まだ学生である・学校を卒業してから、まだ就職先が見つかっていない・社会保険に加入する仕事に就かないという時には、「国民年金」
それぞれの、人生の様々な事情で、厚生年金や国民年金を支払ったすべての年月の
- 総合計期間が、25年に満たない場合、65歳になっても、「年金」がもらえない。
まさに、「老後破産」というわけです…。 そんな状況を避け、年金を受給できる人を増やすために、
厚生年金や国民年金の保険料を支払っていた期間が10年以上であれば、「年金」がもらえるようになりますよ。というのが「 年金の受給必要加入期間を10年に短縮」という意味です。
そうすることで、およそ、64万人の人が年金受給の対象となり、救済されることになるのです。しかしながら、やったー!私には10年の加入期間があるから、年金がもらえる!と単純に喜べないのが現状です。
加入期間が短いと、その分もらえる年金額は、おのずと低くなってしまうのです。では、大学を卒業した頃から65歳の退職の日まで40年間働いて、その期間、真面目に厚生年金を納めた人は、いくらの年金がもらえるのかを見ていきましょう。
「年金の受けとり額は約3割目減りしていくのか?」
専業主婦の妻と、夫のお給料が賞与含んで月およそ42万円(生涯働いている期間の年収が500万ちょっとと計算)の場合(標準モデル)で考えます。
- 65歳でもらえる年金額は、約22万円だそうです。
しかし、ここで注意しないといけないのが…
- 現在80歳の人が受け取っている年金の月額が22万円くらい。
ということ。
- 現在55歳の人が、(25年後の)80歳になった時にもらえる年金は、月額16万円くらい
というのが、最悪の場合の計算で出ているそうです。
結論は?
- 年金の受取り額は、約3割、目減りする。
スポンサードサーチ
2016年の現在の年齢と、その人が80歳になった時にもらえる年金額一覧
「日経プラス10」の番組内では、40年間支払ったとして現在30歳の人が80歳になった時もらえる金額は105,390円。(あくまで、最悪の数字で算出された金額だそうです)
2016年現在
- 40歳の人が80歳の時にもらえる年金 124,246円
- 50歳 146,214円
- 60歳 176,406円
- 70歳 202,647円
- 80歳 224,282円
「年金、払った分の元が取れる・取れないの瀬戸際は何歳?」
2016年時点で、65歳から80歳まで受け取る場合で言うと、
- 59歳以上の人…逃げ切り世代(払った分だけ年金が受け取れる)
- 59歳未満の人…逃げ切れない世代(払った分の元は取れない)
ちなみに、年収600万円の人が40年間支払う金額は3,360万円。それに対し、受け取る金額は3,000万とのことです。長生きしなければ、元は取れないので払った分はもらいたい!と考えている人は、長生きしなければいけませんね!
結論は?
- 2016年現在で、59歳以上の人は、80歳まで生きれば、払った分の元はとれます!
スポンサードサーチ
「年金を65歳から受け取らず70歳から受け取った場合はどうなる?」
年金に頼らす将来に備える方法2つ
シリーズ最終回は、年金も退職金も減っていく中、どうやって年金に頼らず将来に備えればよいのか。その方法の特集でした。
方法1 年金をもらいながら働く
年金をもらいながら働けば、働いた収入で生活し、年金は貯蓄に回せますね。退職金もそのまま置いておけるので、資産を崩さない。というメリットがあるというわけです。
ただし、注意しなければならないことがあります。
注意)在職老齢年金
60歳~64歳の方で、働きながら年金をもらうとなると、在職老齢年金となり、年金額と働いて得る収入額が合計28万円以下なら年金は全額受け取れます。
それ以上なら、年金は一部もしくは全額カットになるとのこと。
65歳以上の方なら、年金額と働いて得る収入が47万円以下であれば、年金は、全額受け取れます。それ以上になると、年金は一部もしくは全額カットされてしまいます。
方法2 年金をもらわず、働く。
年金の「引き下げ」というものを行います。65歳から受け取れる年金を、70歳からの受取にします。そうすると、65歳から受け取れる年金額の42%増しの31万円が受給できるようになるのです。
平均寿命80歳を超える今、70歳までは、現役で働けると感じている人が多いため、年金の引き下げを選択するのも、一つだということです。
結論は?
- 年金を65歳から受け取らず70歳から受け取った場合、65歳から受け取れる年金額の42%増しの31万円が受給できるようになる。
日経プラスの10「年金シリーズ」特集まとめ
- 「年金の受給必要加入期間を10年に短縮」とは、いったいどういう意味か?
- →厚生年金や国民年金の保険料を支払っていた期間が10年以上であれば、「年金」がもらえるようになりますよ。というのが、「 年金の受給必要加入期間を10年に短縮」という意味。
- 「年金の受けとり額は約3割目減りしていく」というのは、本当か?
- →本当。最悪の予想として、現在55歳の人が、80歳になった時にもらえる年金は、月額16万円くらい。
- 「年金、払った分の元が取れる・取れないの瀬戸際は何歳?」
- →2016年現在で、59歳以上の人は、80歳まで生きれば払った分の元はとれます!それ以下の年齢の人は、元は取れません><
- 「年金を65歳から受け取らず70歳から受け取った場合はどうなる?」
- →65歳から受け取れる年金額の42%増しの金額が受給できるようになる。
ねんきん定期便は届くけれど、封を開けるのが億劫(不安感が胸にぶわーっと広がる感覚)で中身を見ないで置いてあるだけ…という方もいらっしゃるかもしれません…。私がそうです。
しかし、年金がどうなっていくのか、先行き不透明な中「知らなかった」では済まされませんね。年金に頼れない今、人生をどう設計していけばよいのかを、若いうちから(もう、若くはないけど)考えていかねばならないのだと、感じました。
スポンサードサーチ
いくら貯めておけば老後の暮らしが安心できるのか?を学ぶには?
20年後、30年後の年金はいくらもらえるのか?も大切ですが、そもそも安心して老後の暮らしを送るにはどうすればよいか?この対策をしなければなりません。
20代の若い人たちから、40代、50代の方の対策方法は、
- 生命保険の見直し
- 定年後の設計をしっかり立てる
が多いようです。
保険の見直しは、定期的にするのが断然おすすめです!保険は、世の中の変化に合わせて、プランがどんどん変更になるからです。
例えばがん保険。
がんは、入院の期間がとても短くなっています。だいたい1週間ほどで退院なので、入院費用に出るお金(保険)を手厚くするよりも、退院後の通院に出るお金(保険)を手厚くするほうが良い時代です。
定期的に保険の見直しをする&お金のプロのFP(ファイナンシャルプランナー)さんと話しをするだけでも、とても勉強になるのです。
とはいえ、なんだか不安ですよね…。
- 不要な保険をすすめられたらどうしよう?!
と、強引な勧誘がないかと心配になってしまいます。しかし心配無用です!
私は3社の保険ナビからFPさんを派遣してもらって保険の見直しも兼ねて”老後のお金が心配”と相談しました。
生命保険、養老保険や…個人年金や…ちんぷんかんぷんだった「保険」の種類やしくみなど、とても丁寧に親身になって教えてくれました。1回1時間〜2時間くらいの面談では相談が終わらなかったので、数回に渡って来てくれました。(合計4回来てくれたFPさんもいました。)
最終的には保険の提案はありましたが、強引な勧誘は一切されませんでした。
保険の無料相談の会社は保険会社の専属の営業マンではないので、複数の保険を比較検討してくれるし、本当に役に立つ情報を教えてくれたりします。専属営業マンではないのでこの保険に入って下さい!という強引さは全くありません。
だから安心して、無料相談を受けれます!
とても勉強になりますので、おすすめです!しかも、キャンペーンなどを行っているタイミングであれば何らかの商品(黒毛和牛とか!)や、金券などをもらえるチャンスもありますよ(#^^#)
”老後の準備の為にお金を貯めたい!” という相談内容を明確にして、無料相談を受けると、貯蓄型であるとか、個人年金として積立てるようなタイプのものなど、目的に合った内容の保険を紹介してくれます。
万が一、FPさんと合わない…とか心配な事や不安な事があれば、保険相談の会社に問合せれば、FPさんを変えてくれたりしてきちんとした対応もしれくれます!
若干、面倒くさい事もいろいろありますが…無料で相談できて、提案してくれた方法で30年間で約400万も削減できたという事もあるので、試してみてはいかがでしょうか?
「保険見直し」と検索してみると、たくさんヒットしますよ!