「ペットビジネスの闇」消されていく命に私は何が出来るのか?犬の十戒から学ぶ

横たわっている犬

「NHKクローズアップ現代+」の「ペットビジネスの闇」は衝撃でした。「これからお見せする映像、どうぞ目を背けず見ていただければと思います」という言葉で次々と映し出されて行く悲惨な映像。
消されていく命に、私は何ができるのかと考えさせられました。「犬の十戒」では、「何があっても最後まであなたのそばに置いてもらえますか?」という言葉から始まります。

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消されていく命を直視する

TVの中で流れる悲惨な映像は、見るに堪えない酷い有様でした…。

  • 『引き取り屋』といわれる悪質な業者の元で、耳ダニを放置されて、自分でかきむしり、大きな傷が出来た猫。
  • 狭い檻の中、清掃もされずに放置され、ぐったりとしている犬。
  • 平成26年に起きた栃木ペット遺棄事件の映像。

自分の力ではどうにもできない現状を、受け入れるしかない犬たち…。その悲しい目。姿を見て、私は怒りと悲しみと、自分の非力さが悔しかったです。

春香クリスティーンさんの「胸が締め付けられる」という言葉に、私も涙を流しながら、頷きました。
この放送の前日、ちょうど、息子と共にペットショップに行ったばかりでした。
最近できた、有名なショッピングモールの中に入っている、大手ペットショップです。
ここなら、たくさんの子犬がいます。他のペットショップでは見かけない種類の子犬や、大型犬の子犬もいるので、わんちゃん・ねこちゃんが大好きな私たち親子は、癒しを求めて、よく、ペットショップに行くのです…。

この子たち、本当に、みんな運命の人に出会えるのだろうかと、真っ先に考えてしまいます。

  • トイプードル80万円。
  • チワワ50万円。

桁を読み間違えたのかと思って、何度も見直してしまいます。
生まれてからひと月半くらいの子がいたり、もう4カ月くらいになっている子もいました。
息子は、「この子たち、大丈夫かな」と何度もつぶやき、「うちが、大金持ちだったら、全部の子犬を連れて帰りたい。
特に、大型犬の子が心配。将来、大きな庭付きの家で、犬をレスキューして、飼うのが夢」だと語ります。

癒しを求めて…つい、ペットショップに可愛い子犬を見に行ってしまう。
そういう自分の行動が浅はかに思えました。
しかし、きっと、犬や猫が嫌いでなければ、世間の人たちは、同じよな行動をとるのではないかとも思います…。
ペットショップで、必ず、「この子たち、売れなかったらどうなるんだろう」と考えながらも、それ以上の闇の部分への考えを止めてしまって、ウインドウショッピングをするのと同じような感覚で、子犬や子猫を見て回り、「あー可愛かった」と帰って行く…。

私に何ができるのか。とても考えさせられました。

森達也さんの言葉が、響きました。

悪質な引き取り業者は処分してしまえばいいと、なくしてしまえばいいって、それは簡単ですけれど、でもその分、殺処分される数がおそらく増えるだけでしょうし、あるいは違う存在がなんらかの違うメカニズムが生まれるかもしれないし、いずれにしても、そうした一部を悪玉に仕上げてたたく、もしくは廃棄するだけではなくて、全体の中で、あるいは根底にあるメカニズムは何なのかってところを、本当はもっともっと考えなきゃいけないし、そもそもこうした映像がテレビで出るってのはめったにないことなんですよ。
春香さんがおっしゃったように僕ら、やっぱりどうしても目を背けてしまう。
でも、やっぱり直視しなきゃいけないことはあるし、ましてや命ですからね。

http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3811/3.html

「78円の命」

小学6年生の女の子が書いた作文がきっかけで始まった『78円の命プロジェクト』女の子が書いた作文が読めます。

http://78yenproject.jp/

公園で暮らす猫に餌をあげる大人の姿を見て、どう考えたらよいのだろうと悩む息子にも、この作文を読ませたいと思いました。

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「ひまわりと子犬の7日間」

映画も見たし、本でも読みました。
宮崎県の保健所であった実話を元に描かれた物語です。保健所の職員と、
その子どもたちが、命の期限を直前にした犬の引き取り先を必死に探します。
子どもと一緒に是非読んでいただきたい本です。そして、映画も是非見てください。

  • 母犬の表情や仕草。
  • 子犬を守ろうとする姿。
  • 人間への敵対心が、溶けるシーン。
  • 切なくもとても感動する映画です。

現実をしっかりと描いている部分も、子どもに見てほしいと思います。

ひまわりと子犬の7日間 [ 五十嵐佳子 ]
価格:648円(税込、送料無料)

元となった本は

奇跡の母子犬」山下由美著

最後に、春香クリスティーンさんが「可愛い・飼いたいだけではなく、1回立ち止まって考えてみる事」と発言されます。

「犬の十戒」とは?

作者不詳の英文で、犬が人間に語りかけるという形で綴られる詩です。犬を家族に迎えるとき、読んで欲しい詩です。
犬を飼うとはどういうことなのか。家族で考え、最期まで大切にすることを決意させてくれる詩です。
「犬の十戒」となっていますが、猫を含む、ペット全体に通じるものだと思います。
「犬の十戒」の動画うちの子たちバージョンです。

この子を、必ず、最期の最期まで大切に大切にしよう…そう、決意した「犬の十戒」。たくさんの方々に見てもらいたくて、作成いたしました。

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まとめ

  • 「NHKクローズアップ現代+」の「ペットビジネスの闇」は衝撃的だったが、消されていく命を直視し、自分に出来ることはないかと考えなければならないと強く感じました。
  • 小学6年生の女の子が書いた作文がきっかけで始まった『78円の命プロジェクト』活動。たくさんの人に、この作文を読んでもらいたいです。
  • 犬、猫を飼う時に「犬の十戒」から、決意してほしいです。最期まで、この子と共に生きることを…。

命に責任を持つ覚悟をもち、伴侶として、一生を共に生きる事が、私にできること…。
もっと、何か出来る事はあるはずだし、何かしなければならないと思います。
殺処分ゼロの社会を作って行く一滴になれる自分でありたいと、強く強く決意した番組でした。

1 COMMENT

shepherd

向日葵の子犬と7日間で出てくる犬はそのまま柴犬の設定なのでしょうか?
それとも、雑種の設定なんでしょうかね。

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