「暗算」をすると、前頭前野がよく働くようになり、勉強ができるようになる。社会性が身につく。人付き合いがうまくなる。
病気になりにくく、長生き。自分で自分の行動をコントロールできる。
というように、素晴らしい能力が身につくようです!
うちの子、なんだか協調性がないみたい・・・。
何度言っても、言うこと聞かないし…。
なんで、すぐ忘れて同じことを繰り返して怒られるのだろう…。
そんな、イライラを解消する一つの方法として、「暗算」が良い!
と知り、私は、へ~!と驚きました。
どういうことなのか、まとめてみました。
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この記事の内容
前頭前野とは?
脳の司令塔と言われている部分です。
人の気持を推測したり、やってはいけないことを我慢する気持ちや、人を傷つけてはいけないなど、人として、大切なことを支配している場所です。
思考・創造性・自己コントロール・認知・計画などに関係し、人間らしい行動を可能にする大切な脳の司令塔なのです。
「計算」は大人も子どもも前頭前野で行っている
「計算」は大人も子どもも、「前頭前野」という部分でで行っているそうです。
しかし、子どもは、前頭前野で「計算」は出来ても、「暗算」ができるほど、まだ発達してはいません。
ですので、ゆっくり、「計算」します。
そして、計算した「答え」を前頭前野に「短期記憶」として保存するので、10分もすれば、忘れてしまうらしいのです。
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「暗算」はどうやって出来るようになるのか?
前頭前野で「計算」した「答え」を「長期記憶」できるようになると「暗算」が出来るようになります。
「長期記憶」を可能にする「海馬」と「頭頂葉」が働くようになると計算が早く出来るのだそうです。
計算を早くできるというのは、すなわち、「暗算ができる」という事ですよね。
「長期記憶」できるようになるには?
「暗算」を繰り返すと、神経細胞間がつながり、暗算を可能にする関連細胞の数が増えます。
そして、
長期記憶を可能にする「海馬」と「頭頂葉」が働き出し、「長期記憶」ができるようになります。
要するに、
「暗算」を繰り返して行くと、「長期記憶」が出来るようになるのです。
長期記憶ができるようになれば、
「もうっ!何回言ったらわかるの?!」とか、
「さっき言ったばっかりでしょ…」などが解消されて行きますよね!
脳科学の視点からみると、まだ、短期記憶しかできない子どもに「何度言ったらわかるの?!」は、当たり前だということになります…。
「前頭前野」を発達させて、「長期記憶」が出来るようになれば、子どもへのお小言も、随分と減っていくに違いありません。
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「暗算」はいつから始めたら?
前頭前野が発達すれば、「長期記憶」ができるようになる。
「長期記憶」には、「暗算」が良い。
ということが、ここまでで、わかりました。
では、「暗算」は、いつから始めれば良いのでしょうか?
数字を言えるようになったら、始めると良いようです。
京都大学の久保田競(くぼたきそう)名誉教授とその妻の久保田カヨ子さん通称「脳科学おばあちゃん」の『小学校前にみるみる算数力がつく15の習慣』という本についているお風呂で使えるシートが、大活躍です。
お風呂に入って、体を温め脳の働きを良くして使うと、効果的ですよね。
パパとの入浴タイムに、活用して欲しいアイテムです。
「暗算」は誰でも出来るようになる!
暗算が早くできるようになる事は、その子の能力とは関係ありません。
と、医学博士の久保田競名誉教授は、おっしゃっています!
子どもの知能指数や、記憶力などとは関係なく、暗算の回数が多いほど、計算が早くできるようになり、海馬の容量も大きくなっていくそうです。
それを聞くと、ほっとしますね。
小さい時から、数字に親しみ、楽しく暗算遊びを繰り返せば、必ず出来るようになる!ということです。
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まとめ
脳の事は、なんだか難しくて、一度読んだだけでは、すんなりと頭に入らないかもしれません。
でも、ややこしい事は、脇に置いといて…
わが子には、賢くなってもらいたい。勉強ができれば、安心だし、上手に人付き合いができる社会性が身につけ、健康で豊かな人生を送って欲しい。と思うのは、誰にでも共通する親心だと思います。
高い教材は必要ありません。
特別な教室に行くこともありません。
家庭で、楽しく遊びながら出来る「暗算」。
試す価値はありそうです!
「暗算」を繰り返すだけで、
・勉強ができるようになる。
・社会性が身につく。
・人付き合いがうまくなる。
・病気になりにくく、長生き。
・自分で自分の行動をコントロールできる。
のです。毎日楽しく「暗算」GO!