命を落としかねない歩きスマホ。危険な行為だとわかっていても、ついついやってしまう…と身に覚えがある人は大勢いるでしょう。駅構内で歩きスマホをしていた女性に体当りし、重症を負わせてしまうという出来事のニュースが最近ありました。
今、「スマホ当たり屋」という犯罪行為が急増しているといいます。「スマホ当たり屋」とは、どんなものなのか。また、その被害にあってしまったら、どのように対処すればよいのか。悪質な手口が横行しているので、対処法を知って自分の身は自分で守りましょう!
そもそも、歩きスマホをしなければ、そんな被害に合うことはありませんのでくれぐれも歩きスマホは行わないようにね!!でも、人間って、「いつもはしないのに、今日に限って!!」という事が起こるもの。知っているか知らないかで人生が分かれます!だから、知っておいて損はないので、対処法はしっかり把握しておくほうが良いでしょう~!
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この記事の内容
スマホ当たり屋とは?!
- スマートフォンを見ながら歩いている人めがけて、わざと体当たりをする暴力行為をスマホ当たり屋といいます。
大きく分けて2種類のスマホ当たり屋がいるのだとか。
- 一つは自分のスマホをわざと落として修理代を請求するなどの金銭目的で故意にぶつかるやり口。
- 二つ目は暴行目的での当たり屋。故意にぶつかると暴行罪や傷害罪にあたる場合があるにも関わらず、わざと行う手口です。
歩きスマホは、そもそも、迷惑行為です。被害にあった人は、自分の迷惑行為に対する”自分の落ち度”で後ろめたさを持ります。そこに付け込まれ、金銭目的の当たり屋被害に遭ってしまう場合が急増中なのだそうです。
歩きスマホをしている人には容赦なく体当たりするという、わざとぶつかる行為を悪びれずに公言する人もいらっしゃいます。危険な目に合わせることで相手に注意を促すという人も。
実際、歩きスマホは、危険で迷惑だとわかっていながら
- フェイスブックやLINEなどのSNS
- 天気
- 情報関係
- ゲーム
をしながら歩きスマホをしてしまうという人大勢いるのが現状です。
中でも一番多いのが、地図を見ながらの歩きスマホ。スマホを持っている人なら、1度はやったことがあるのではないでしょうか?
スマホ当たり屋にあったら?金銭目的の場合と暴行目的の場合の対処法!
では、スマホ当たり屋にあってしまったら、どうすれば良いのでしょうか?
対処法を見ていきましょう!
金銭目的のスマホ当たり屋の特徴は
まず、スマホ当たり屋というのは、当然のことながら警察を呼ばれるのを嫌うので、被害者がその場で払える金額を要求してくる特徴があります。金額は2~3万円。実際被害にあった方は、1万5千円を要求し、そのまま家電量販店で支払ったとの事でした。
ややこしい事になるのは恐いですものね…2万円くらいなら、その場で支払ってしまおう…と思ってしまうのも無理はありません。
金銭目的の被害に遭った時の対処法
金銭目的の当たり屋被害の場合は
- 決してその場で修理代を支払わない!ことが、対処法です。
支払ってしまった後だと、明らかな詐欺であるという実証が難しくなるのだそうです。
- 警察や弁護士に相談する
歩きスマホは迷惑行為にあたるものなので、相手が”当たり屋”であるかどうかの判断は難しく、自分の落ち度も考慮されることは忘れてはなりません。しかし、「警察を呼びます」や、「弁護士に連絡するので」とはっきり伝えれば、相手は怯むはずです。かえって逆ギレされて恐ろしい思いをするかもしれませんが…車での交通事故も、警察を呼ぶのは当たり前なので、警察を呼びますとはっきり言い切りましょう。
暴行目的のスマホ当たり屋の特徴は
- 歩きスマホしている人に体当たりすることを楽しんでいる
- 歩きスマホのマナーの悪さを正すための注意喚起に過ぎないと言い張る
- 相手が避けてくれると思っている事がそもそも悪い!と相手を一方的に責める
という考えを持っている人たちであるという特徴があります。これらの意見は、あまりにも極端で”体当たりを楽しんでいる”というのは言語道断ですね。
しかし、こういった意見を持っている方は大勢いらっしゃるようです。しかし、少し冷静になって考えてもらいたいなとも思います。当たり屋という加害者になりえる…ということをです。もし、加害者になってしまったら…?
ちょっと注意喚起しようと思っただけなのに、当たりどころが悪くて重症を負わせてしまったら…?暴行罪・傷害罪という罪に問われてしまうのです。そうなったら自分だけでなく家族も悲しませてしまうことになってしまいますね。歩きスマホをしている人に落ち度があるにも関わらず、自分が加害者になってしまうなんて!
暴行目的のスマホ当たり屋の被害に遭った場合の対処法
とにかく、歩きスマホをやめる事が第一条件ですね。自分は大丈夫と思わず、気を許すこと無く、気をつけねばなりません。いつもは歩きスマホなんてしないけど…たまたま、待ち合わせの時間に遅れそうで急いで場所の確認をするつもりで歩きながら地図を見てしまった。とか、時間に間に合わない事をLINEなどで伝えようとして、焦っていたので歩きながら文字打ち操作をしてしまった。
といくら理由を述べても言い訳にしかなりません…。
とはいっても、本当に、たまたま間が悪かったという事も起こり得るのが人の世です。
対処法は、
- 警察を呼んでください!と周囲の人に大きな声でお願いするとか、警察を呼びますよ!あなたの行為は暴行ですよ!などとハッキリ伝えること。
とはいっても…そんなのなかなか言えるわけありませんよね。恐いですもの。それでも、自分の落ち度を思ってされるがままになってしまうと、大変です…。そうならない為にも、体当たりされたら相手を呼び止めてはっきり注意することは自分を守ることになります。
目撃して助けてくれる人もいると思います。
ただ、やっぱり、歩きスマホは、やめましょう…!!
- どんなに急いでいても、立ち止まって、歩行者に迷惑をかけない場所で落ち着いて地図を見たり連絡をいれたりする事が、スマホ当たり屋から身を守る対策法だと感じます。
日頃の振る舞いに注意を配り、自分には”落ち度”がないという状態で生きる方がいいに決まっていますよね。注意散漫は大きな事故のもとです。いつも前を向いて、颯爽と歩けば、健康にも良いハズです。
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まとめ
- スマホ当たり屋とは、金銭目的・暴力目的で、歩きスマホをしている人をターゲットにわざとぶつかる当たり屋のことを言う。
- 金銭目的で被害に遭った時は、その場で支払わない・警察や弁護士に相談するという対処法をとる。
- 暴力目的で被害に遭った時は、相手にはっきりと、暴行罪や傷害罪にあたる行為をしたのだと言う。自分の落ち度にとらわれてされるがままになってしまわないようにする。
- そもそも歩きスマホは危険であり迷惑行為であるので、しない。
ハワイの歩のホノルルでは道路横断中の歩きスマホに罰金をを課す府立が出来ました。15ドル~35ドル(約1650円~3850円)の罰金だそうです。しかし、日本ではまだ歩きスマホの禁止条例はありません。
今後、歩きスマホ禁止条例はできるでしょうね。歩きスマホが原因で人生を狂わすような人が増えませんように…。